
YouTubeに動画をアップしたけどサムネがイマイチ...
人気ユーチューバーみたいなサムネを作ってもっと再生数を伸ばしたい!
こんなお悩みに答える記事です。

経験豊富な筆者が分かりやすく解説します。

いきなりですがデザインの役割とはなんでしょう?
それは「情報を伝える」こと、そして「リアクションしてもらう」ことです。
これはYouTubeのサムネだと「情報を伝える」は「動画の内容を理解してもらう」こと「動画に興味を持ってもらう」ことで「リアクションしてもらう」とは「動画を視聴してもらう」ことになります。
それではどのようなサムネにすれば正確に情報が伝わり興味を持って動画を視聴してもらえるのでしょうか?
一番重要なポイントは実際にサムネを制作する前に「情報を絞り」その中に優先順位をつけることです。
例えばこのサムネのアピールポイントは「5分で美味しいハンバーグを作る」ことになります。
「こだわりのソース」とか「可愛い調理器具」などの入れたい情報があったとしても、ここではバッサリとカットしましょう。
それではこの絞った情報をどのようにデザインすれば良いのか、サムネ作りのコツを「レイアウト」「テキスト」「配色」の3つ分けて詳しく解説していきます。
記事のポイント
- 「レイアウト」で強弱。
- 「テキスト」で情報を明確化。
- 「配色」が印象を左右。
レイアウト
レイアウトとは何をどこに配置するかということです。位置を揃えることで繋がりを表現したり周囲にスペースを空けることでより強調したり、配置や大きさにより見る人の視線を誘導したりすることをができます。散らかりがちな情報を整える役目があります。
レイアウトのコツ まず最も強調したい要素が一番目立つように配置します。 一番残念なパターンが「何も伝わらない」ことです。あれもこれもと欲張らず1つのことを大げさなくらい強調して、ひと目で理解してもらうことを意識しましょう。 これは人の視線の動きのことです。 美味しそうなハンバーグの画像を中央付近に大きく配置しています。 このような思わず目を止めてしまう画像や文字を「アイキャッチ」といいます。 「アイキャッチ」で注意を引き「たったの5分で」を強調することで動画内容に興味を持ってもらうレイアウト構造になっています。 この「たったの5分で5分で」を配置している左上は画像内では一等地とも言える場所で、文章は横書きだと左から右へ縦書きだと上から下へ流れる関係から最初に目を止められやすい場所になります。 上の画像の様に人の視線は動くので左上にまず見てほしい情報を入れることがレイアウトでは重要になります。 またスマホでスクロールされる際も上から下に動線は動きます。 レイアウトのパターンをある程度固定することでサムネを見ただけで自分の動画と認識してもらいやすくしたり、ジャンルによってテンプレート化されたレイアウトを流用することにより、どういった種類の動画かを分かりやすくしたりすることができます。 特定のジャンルのレイアウトパターンは次のようなものがあります。 『教育系』 『商品レビュー』 『幼・若年向けワイワイ系』 『オシャレ系』 このようにある程度パターンを意識してデザインすることにより、どういった種類の動画か分かりやすくなります。 またサムネの制作にあまり時間をかけたくない人はどこに何を配置するかテンプレート化しておくと制作時間の時短にもなります。 見た人に伝わる情報量は画像の方が多いですが、情報を「正確に伝える」ということは文字の方が向いています。 画像だけのサムネでは何の動画かタイトルを見ないと分かりません。 テキストを入ることで「会社を辞めた。」動画だと伝えることが出来ました。 このようにテキストを入れることで情報が正確になります。 テキストのコツ フォントは種類によって与えるイメージが変わります。 ゴシック体 明朝体 筆文字 手書き風 動画のイメージや文字数・文章の内容によってフォントを使い分け、読みやすく情報を正確に伝えることができるように工夫しましょう。 また和文フォントの場合には文字の間が不自然に感じる場合がありますので気になったら修正しておきましょう。文字の縦横の比率も極端に変えると読みにくくなりますので注意しましょう。 ジャンプ率とは文中の文字サイズの比率のことで、ジャンプ率を大きくすることで特定の文字を目立つようにすることができます。 このように特定の文字を大きくもしくは他の文字を小さくすることで強調することが出来ます。 大きくする文字 小さくする文字 ポイントを伝わりやすくしたり画像の中で動きを演出して目に留まりやすくする効果があります。 「記号」は効果的に使えば文章にアクセントを加えることができます。 ※・・・※個人の意見です。など大げさな表現を可能にしたり。他の視点を加えることが出来る。 ()・・・(意味深)など補足情報を加えることで文章の表現の幅が広がる。 【】・・・【公式】など権威性を表現できる。 「」・・・会話風に表現することで親近感を持たせる。 〇〇・・・実は○〇でした。など要は伏字で内容に興味を持たせる。 このように記号を使うと文章の情報量を増やすことができます。 ただし多用しすぎると読みにくくなったり「またかっ」と思われてしまいます。あくまでもスパイス的な使い方をおススメします。 また記号はサムネだけでなく動画のタイトルにも使えるテクニックですので、ぜひ取り入れてみて下さい。 「枠」とは特定の文字や文章を四角や丸や吹き出しなどで囲んだり背景を付けることで、他の要素と差別化しその部分を集中して読んでもらいたい時に使います。 色にはそれ自体に明確な情報はありませんが、使い方によって見る人の印象を大きく左右する重要な要素です。 適切な配色が出来ていないと「ゴチャゴチャ」して見えたり「違うイメージ」を持たれたりすることが多くあります。 まずは色にもそれぞれ特徴がありますので簡単に代表的な色のイメージの違いをご紹介していきます。 赤 緑 青 黄 黒 白 これら様々な色を組み合わせることが配色です。 配色の重要な要素として色相・明度・彩度の3つがありますが、今回はプロのデザイナーが意識する配色のポイントを2つの視点から解説します。 配色のコツ 引用:日本色研 http://www.sikiken.co.jp/home.html 上の図の向かい合う色を「補色」といいいお互いの色を最も目立たせる色の組み合わせになります。また補色と比較的近い関係にあるものを対照色と呼び、こちらも強調したい際などによく使われる配色です。 企業のロゴマークなどにも多く用いられいるので目にする機会が多いかと思います。 反対に近い位置にある色を類似色といい自然な印象を与える配色になります。 色相を意識することで文字や図を目立たせたり、類似色でまとめてナチュラルなデザインにすることできます。 トーンとは明度と彩度を同じにした色相グループのことです。 引用:カラーサイト.com http://www.sikiken.co.jp/home.html 色相に加えトーンも意識することで自然な配色にすることができます。 ここではサムネに向いているトーンとその効果を解説していきます。 彩度が最も高いトーンです。目に付きやすいためロゴマークなどにもよく使われます。強調するのは得意ですが繊細な表現は苦手です。また無計画に色を組み合わせると目がチカチカするような印象になることもあります。 ビビッドより少し明度が高く、彩度を落としたトーンです。明るく健康的でカジュアルやポップな印象を与えます。 ビビッドより彩度と明度をやや落としたトーンです。クラシックで上品な印象や和のイメージを連想させます。 ブライトをさらに明るくしたトーンです。爽やかで清潔なイメージを与え女性向きの色といえます。パステルカラーと呼ばれるグループになります。 かなり明度を落としたトーンです。ナチュラルでお洒落な印象を与えます。アースカラーともいわれます。 以上が「レイアウト」「テキスト」「配色」を意識したサムネイルデザインのコツになります。 記事のまとめ レイアウトは強調する情報を明確にし「大きさ」や「動線」を意識して配置する。配置をテンプレート化することによりチャンネル自体にもまとまりがでる。 テキストは適切な「フォント」を使い「ジャンプ率」を意識して強調する文字を表現する。「記号」をアクセントに使い「枠」で他の情報と切り離してアピールする。 配色は「色相」を意識して組み合わせることで強調したり自然な表現ができる。「トーン」を合わせると色にまとまりがでる。 ここまでサムネイルデザインの基本を解説してきましたが、これらはあくまでテクニックであって動画の企画やキャッチコピーを考える力が重要なのは言うまでもありません。 キャッチコピーの考え方はまた別の記事で解説しますので参考にして下さい。 最後まで読んで頂きありがとうございました。
強調する
強調したい要素が目立つようにするには他との違いを明確にすることです。
「大きくしたり」「背景をぼかしたり」「スペースを空けたり」「他を規則的に配置したり」して一番伝えたい情報を他の要素と差別化していきます。動線
先ほどの「5分でできるハンバーグ」という動画のサムネの場合。
構成上、下部にしかテキストを配置できない場合などありますが、なるべく上部に強調要素がくるように配置しましょう。テンプレート化
人物やテキスト・媒体のレイアウトパターンを固定してあまり動きは付けず見やすく安定したイメージ。
商品を大きく配置してキャッチコピーで興味を引く構成。
画像やテキストに動きを付けたりマークなどのワンポイントアクセントを入れてなど楽しいイメージ。
贅沢に余白をとり写真メインで雰囲気を壊さないようにテキストやイラストなどを配置する。テキスト
それではこのテキストを何に気を使って入れれば良いのか解説していきます。
フォント
ジャンプ率
記号と枠
配色
色相
トーン
ビビッド
ブライト
ディープ
ライト
グレイッシュ